再出発は主婦だけじゃない

SG008

「すべてに十年遅れちゃった」。こう語りだしたのは、三十三才のシングルウーマン。堅実なサラリーマン家庭の長女として育ち、私立女子高校ソフトボール部のピッチャーとして活躍。背は一六○センチをゆうに越え、手足が長くのびきったという感じのスラリとした女性だ。私大の文学部の出身、ずっと家族と同居している。
「大学を卒業した時は、働くということが全然分からなくて、何をしていいのかと」中流の家庭で育ち、私立女子高校から私大文学部などへのコースをたどった女性の陥る、
典型的な職業観念の不足、世間知らずタイプといえる。
「とりあえず外務省の外郭団体にアルバイトではいったけど、私、性格が真面目だから手抜きなんて出来ないし。シッカリ仕事したのね、そしたら、気にいられて、結構重要な仕事までまかされるようになったのよ」そこで生まれて初めて働く楽しさを知ったという。ところがこの仕事にはアルバイトとして宿命の、在籍期間制度があり、半年しか働けない。
「そこの人に外務省に行かないかといわれました。でも、やっぱりバイトでしよ。また半年で切られちゃうから、これはもう正社員としてキッチリ働ける仕事につくしかないって、堅実な製造会社に就職したわ」第二の出発。だが、今度はとりあえずではなく、職業に目覚めての選択だ。はいった部署が小人数だったこともあり、彼女はすぐに頭角を現わし責任者のような仕事をまかされた。
「ヘルメットをかぶって、工場中を歩きまわって名物になっちゃったぐらいよ。仕事はとてもおもしろかったし、ずっと働くつもりだったわ」。だが、上司とのトラブルが起こった。
仕事もいいが結婚も気にしないといけない。気にしている人は相手を探しましょう。

参考: